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大筆の洗い方

  • 執筆者の写真: Tousen Nakane
    Tousen Nakane
  • 2021年9月7日
  • 読了時間: 2分

以前Facebookにも記載しましたが、大筆の洗い方について再度お伝えします。


どの生徒さんにも言えることですが、使っていくうちに下記の現象が発生します。

「筆の根元が固まる」


筆の根元が固まるとどうなるかというと、下記のようなことが起きます。


墨が筆の穂先だけしかつかないので、太い線が書けなくなる・すぐにかすれる



大筆を使用した後は、お水でよく墨を洗い流すように指導しています。

もちろんその通りにやってくれるのですが、穂先ばかりを洗って、「根元」を

意識して洗っていない生徒さんがほとんどです。

墨は固まる性質があるため、それが蓄積するとカチカチに固まってしまいます。


1つの救助方法としては、洗面器にぬるま湯をためてそこに筆を2~3時間ほど

つけておきます。一度筆を取り出して根元がやわらかくなったら(まだ硬いよう

でしたらもう少しつけておく)、その部分をしっかりもみ洗いします。

そうすると復活する場合もあります。

しかし復活しなければ(穂先が割れてしまえば)買い替えとなります。

筆も消耗品なので、ある一定期間使用したら買い替える必要がありますが、

早い段階で固まってしまう生徒さんが多いので、少しでも良い状態で長く

使ってもらいたいと思ってこのブログを書きました。



最近、毛筆を始めた生徒さんが多いので是非参考にしてみてくださいね。


筆を長く持たせるコツは・・・

「よく根元を洗い、書き損じた紙で水分をしっかりとってから保管する」


筆を洗った後、水分をとらずにべちょべちょのまま筆を放置するとすぐに悪くなるし、

においもきつくなるのでご注意ください。



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