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作品制作(半切以上の作品制作)の考え方①

  • 執筆者の写真: Tousen Nakane
    Tousen Nakane
  • 2021年8月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年8月10日


冬泉書道教室では、現在昇級試験に挑んでいらっしゃる方、展覧会に

出品しようとしている一般の生徒さんが多くいらっしゃいます。

そこで、半切以上の作品制作についての方法を私なりにお伝えしていき

たいと思います。


まずは昇級試験をやっている方について、

文字通り試験なので紙のサイズ / 書くお題 / どんな書体で書くか決まり

があります。正直、ここが決まっているだけでずいぶん楽です。

(ここに下線を引いた理由は次のブログでわかります)


試験の場合は先生からお手本を頂くことが多いので、それを参考にしながら

練習していきます。半紙課題はいつも練習していて慣れているのでそこまで

問題はありませんが、半切サイズに慣れていないのでこの課題に苦戦します。


その理由は、毎週のお稽古で行っている練習課題はほぼ半紙で練習することが多く、

字形、線質、筆圧、墨量、中心が通っているか等に気を付けて書いていきます。

それが半切作品になると上記の点だけでなく、潤渇(墨がにじんでいるところとかすれて

いるところを作る)、文字の大小、流れが大切になってきますがその部分が難しい表現

だからだと思います。

例えば潤渇は墨量に関係してきます。

練習課題ではほとんどの場合かすれないよう一定の墨量で書くことが多いですが、半切作品は動きや流れ、立体感が出るように墨量を変えて書いていきます。

変化をつけなければ、見ていて楽しい作品、良い作品にはならないということです。


しかしながら上記の通り、試験の場合はお手本があるのでまずはそれをマネてどういう

流れでこのように書いているのかをイメージすると良いです。

半切作品は変化や流れ、動きを出す練習だと思ってやって頂くと良いかと思います。



次は展覧会等に出品する方に向けてのお話をします。




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