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お茶会③

  • 執筆者の写真: Tousen Nakane
    Tousen Nakane
  • 2023年6月7日
  • 読了時間: 3分

このお茶会の中で私もどんなキッカケで「書道」と出会ったのか、

お恥ずかしい話もありますし、少し長くなりますのでお時間ある

方はお付き合いください。


この教室を開くまでは普通の会社員の時もありましたし、パートと

して働いている時もありました。

今の私から見ると、その時の私は自分の頭で考えることなく、与えら

れたことをただこなしていくことが精一杯でした。

仕事しんどいなー、とよく思っていました。

それもそのはず、どうしたら周りが気持ち良く動けるか、心地よい場所に

できるか、など自ら自分の頭で考えることをしなかったし、自ら楽しむ

姿勢がなかったのかもしれません。


考えないから、気づけない、気づけないから、行動できない、決められない

と負のスパイラルになっており、そしてそのころはさらに体調も崩しており、

2重苦になっていました。




結婚を機に仕事を辞め、少しのんびりしようとしていた中、


「自分の好きなことやってみたら?」「好きなことって何?」


と聞かれたときに、


「え?何だろう?????」


すぐには答えを出せなかったのですが、自分の小さい頃を思い出し、

得意だった「書道」を思い出します。ブランクはありましたが、実は

「書道」はずっとつかず離れずの関係でやっていました。

中途半端な段しか持っていないし、まずは師範目指してやってみよう、

と軽い気持ちで教室に行き始めたのがキッカケです。


そこからどんどん昇段していくのも楽しかったし、「気づき」をたくさん

もらいました。「こうなっているからこうなんだ!」

とか「こうしたらこうなるんだ!」とわかるとさらに楽しくなり、のめり

こんでいきました。

さらにちょっぴり自信が出てきたので、失敗してもいいからとにかくやって

みようと、いろいろな書道展に挑戦するようになり、たくさんの賞を頂ける

ようにもなりました。

人から「これに気づいてね」と言われてもその時はそうか、と思いますが

99%は右から左に流れます。

しかし、自分で気づけると自信にもなるし、ワクワクして次の行動が簡単に

できます。やってみてどうなるのか知りたいですからね。


そのうちこの気づきを他の方たちとも共有したい、書道の楽しさを知って

もらいたい!という想いが出てくるようになり、徐々に自分の教室を持ち

たいな、という気持ちが大きくなってきました。


まさか、こんな風に思うなんて1㎜も考えていませんでした。

何もできないと思っていた自分が、1つのことにのめりこんでやった

ことでこんなにも違う環境に連れて行ってくれるのだなと思いました。


軽い気持ちで「書道」に飛び込みましたが、まさにこの「行動」が自分を

変えてくれました。


会社員時代は負のスパイラルから抜け出せなかったのが、良いスパイラルに

変わっていることに後に気づき、素敵なことに出会わせて頂いたなと本当に

感謝しています。これがなければ皆さんとのご縁もお茶会もなかったので。


つらいこと、しんどいことは誰にでもやってきますが、子供の頃に習わせて

くれた習い事が何かのキッカケでフッと心を軽くしてくれたり、役に立つ

ことがありますので1つ1つ楽しんでやっていきましょう!!



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教室前のアジサイの花がほぼ満開になりました。涼しげな色で癒されます、行き帰りに

是非見てくださいね。

 
 
 

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